探偵を開業するための資格について

探偵は、尾行や聞き込み調査といった、一般人にはなかなか行う機会のない仕事をする職業ですが、実は探偵になるための資格などは存在しません。
探偵事務所を営業する場合に必要なものは、開業の届け出のみ。つまり、探偵になるのは難しくないというわけです。
ですが、探偵になることができたとしても、仕事をしっかりこなせるかどうかは別問題。知識やノウハウがない状態では難しいでしょう。

また、必須な資格はありませんが、最低限必要な資格は自動車免許です。
探偵の仕事の9割は浮気調査と言われています。車でターゲットを尾行する際、自動車免許は取得していないと仕事になりませんから、採用条件に運転免許を掲げている探偵事務所がほとんどです。

探偵になるための資格とは

基本的に探偵になるための資格試験というものはありませんが、探偵になりたいからといっていきなり開業しても仕事にならないことは容易に想像できると思います。
まずは、探偵についての知識を学ぶことが大切。そのために、探偵事務所で経験を積むと良いでしょう。
探偵事務所を開業して運営していくためには経営のノウハウも必要ですから、フランチャイズに加盟するのもひとつの手です。

既に説明した通り、検定試験を受けなくても探偵事務所を開業することは可能です。
しかし、依頼者側からは探偵の実力や実績は分かりにくいものですよね。
そんなときに依頼者から信頼を得るための指標となるのが、一般社団法人日本調査業協会が主催する探偵業務認定試験に合格しているかどうか。
こちらの試験に合格していることで、一定の実力があるということを明確にすることができます。
こうした検定試験を受けておくことは開業するうえでプラスとなるでしょう。